「京鴨の燻製」についてのお詫びとお知らせ

お客様各位

謹啓
　時下ますますご清祥のこと、とお慶び申し上げます。毎度格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
　さて、このたび弊社が製造・販売した「京鴨のくん製」から、食品衛生法で定められている使用基準値以上の、添加物(亜硝酸根)が検出されたことが判明し、管轄のつくば保健所から、平成22年12月17日に回収命令が出されました。このような商品を販売してしまい、お客様をはじめ、関係各位の皆様には、多大なご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ありません。
　弊社商品の食肉加工品(焼豚を除く)には、添加物として、発色剤(亜硝酸Na,硝酸Ｋ)を使用しております。その目的は、食中毒防止(ボツリヌス菌抑制)、発色効果、風味改善(獣臭の除去)などがあります。食品衛生法では残留基準として、亜硝酸根が1kg当たり0.07g以下とされていますが、当該商品から0.11gが検出されました。健康被害について、基準値は一日許容摂取量の100分の１と聞いておりますので、何かの問題が起きるとは考えにくいと思っておりますが、既に食べてしまったお客様には、健康面でご心配のこと、重ねて深くお詫びするしかありません。なお参考までに、外国の基準は0.2g以下と聞いております。自然界でも、ほうれんそう、かぶなどにも含有されております。
　今後、このようなことを起こさぬよう、製造工程、品質管理体制を見直し、再発防止に向け、徹底してまいりますので、何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
謹白

　平成22年12月18日