6月1日「クスリ」が変わります。
「OTC医薬品」の新しい販売制度がスタートしました。
お客様に、より安全にお使いいただくため販売方法が変わります。
- 「OTC医薬品」が3つに分類され、専門家による情報提供が行われます。
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OTC医薬品 | 分類 | 例 | 対応する専門家 | 情報提供 |
第1類医薬品 | 市販経験が少ない新しい薬など、安全性で特に注意が必要な成分を含むもの。 | H2ブロッカー含有剤、一部の毛髪用剤など | 薬剤師 | 薬についての相談に応じる義務あり | 文書での情報提供が必要 |
第2類医薬品 | 副作用など、安全性で注意が必要な成分を含むもの。 | 主なかぜ薬、解熱鎮痛剤、胃腸薬など | 薬剤師または登録販売者 | 情報提供することが望ましい |
第3類医薬品 | 副作用など、安全性で多少注意が必要な成分を含むもの。 | ビタミンB・C含有保健薬、主な整腸剤、消化剤など | 法律上の規定なし |
OTC医薬品の分類が明確にわかるよう、外箱等に分類区分が表示※1されます。
- ご購入の際、より相談しやすい環境となります。
- 第1類医薬品については、最近販売されるようになった、新しい薬などが分類されるため、薬剤師による、文書を用いた適切な情報提供や、相談対応が義務づけられます。
第2類・第3類医薬品は、薬剤師に加え、新たな薬の専門家である「登録販売者」が、分類ごとに、適切な薬の作用や使い方、注意点などをアドバイスすることになります。
- 薬局・ドラッグストアなどでの売り場が変わります。
- 薬局・ドラッグストアなどの店頭では、取り扱うOTC医薬品の種類や、店鋪にいる専門家(薬剤師・登録販売者)の人数、相談できる時間帯などが掲示※2されます。
さらに、分類ごとの陳列を行うとともに、第1類医薬品は、購入者が直接手に取れない陳列になります。
※1:猶予期間があるため、一部表示のない場合があります。
※2:猶予期間があるため、しばらく掲示がない場合があります。
季節のかぜによる熱や痛みの症状の緩和に、身近な「OTC医薬品」をお役立て下さい。
OTC医薬品は、これまで「大衆薬」と呼ばれてきましたが、国際的にも通用する「OTC医薬品」へと、呼称を変更・統一しております。
日本OTC医薬品協会
- OTC医薬品に関する詳しい情報はこちらへ
- http://www.jsmi.jp/
薬局・ドラッグストアなどで買えるお薬が「OTC医薬品」です。
「OTC医薬品」を上手に使ってセルフメディケーション。