お知らせ
 このたびの新潟県中越沖地震により、被災されました皆様に、心からお見舞い申し上げます。
 立地地域をはじめとする社会の皆様に、当社柏崎刈羽原子力発電所においての変圧器火災や、放射性物質の放出などにより、ご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。
 新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所の現況につきまして、ご報告いたします。
 現在、当発電所では全ての原子炉が、安全な状態で停止しております。地震に際して放出された放射性物質につきましては、自然界から受ける放射線よりも、極めて低い価であり、健康への影響はありません。また、当社および新潟県が実施している環境放射線の測定において、現在までに放射性物質の新たな検出はありません。
 当社といたしましては、皆様にご安心いただけますよう、自衛消防体制の強化を進めるとともに、引き続き全力をあげて、設備の点検、安全確認を行い、その状況について、情報公開を徹底してまいります。さらに、地域の一員として、地震の被災からの復旧・復興に、全社をあげて取り組んでまいります。

 平成19年8月10日

東京電力株式会社


これまでに皆様から、当社にお寄せいただきました、ご質問にお答えさせていただきます。

放射性物質を含む水が海へ出たそうですが、健康への影響はないのでしょうか?
 今回の地震に際して、放射性物質を含む約1.2m3の水が6号機の放水口を通じて、海に放出されました。現在、放出は止まっております。この放出された水に含まれる放射性物質による影響を計算すると、約0.000000002ミリシーベルトとなります。これは、日常生活で、1年間に自然界から受ける放射線の量の約10億分の1であり、健康への影響はありません。
大気中への放射性物質の放出も心配です。本当に大丈夫ですか?
 今回の地震に際して、7号機の排気筒から、放射性物質が大気中に放出されました。現在、放出は止まっております。この放出による影響を計算すると、約0.0000002ミリシーベルトとなります。これは、日常生活で、1年間に自然界から受ける放射線の量の約1000万分の1であり、健康への影響はありません。
《放射線の量》
(単位:ミリシーベルト)
1人当たりの自然放射線
2.4/年
宇宙から 0.39/年
食物から 0.29/年
大地から 0.48/年
空気中のラドンから 1.26/年
肺のX線集団検診(1回)
0.05
大気中への放射線量
約0.0000002
海水中への放射線量
約0.000000002

新潟県中越沖地震に関する情報は、当社ホームページでご覧いただけます。
※原子力発電所周辺における環境放射線の、リアルタイムデータも公開中です。
http://www.tepco.co.jp

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