家庭用電位治療器の電圧(ビリビリッ?)
さぁ皆さん、今回の商品は…って、その出だしは、ジャパ網高[+]か? そうじゃなくて、そのジャパ網にも真っ向勝負できる、お台場で有名な大手が、好評につき再紹介(?)する“家庭用電位治療器『イ××ス』”の登場だ。ただ今回は、製品そのものにケチをつける訳ではなので、へそ曲がりの皆さん(あっし?)には、少々物足りないかもしれない。重箱の隅を電子針で突つく様相であるので、ご了承を。で、いつもは商品名から販売者まで、ぜんぜん判らない様にぼかしているのだが、今回は、ケチもつけないし、すんごい大手さんなので、「こんなん書いたところで、売り上げには響かないよなぁ。まぁ、いいか。(けぇーせらぁーせらぁー)」の精神(?)で、そのまんまだ。単にめんどっちくなってしまったからに他ならないのだが、それはご内密に、そして、寛大な心を、よろしく願いたい。
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さて、その商品は、“頭痛、肩こり、便秘、不眠症に効果的な医療機器”で、“マイナス電位を体に与え、イオンバランスを整える”んだそうな。おぉ、何やら効きそうではないか。で、その理屈だが、“現代社会は昔に比べて、プラスイオンが大幅に増大”しているから、“プラスに帯電しがちな体に、マイナス電位を与えることで、イオンバランスを保ち、整える”と、治療になるってことらしい。しかも、文末に“効果があると認められています。”とまである。管理医療機器承認番号21400BZY00025000と謳っているので、眉が唾でベトベトという訳ではなさそうだ。ちなみに、管理医療機器は、独立行政法人だか、何だかに審査・登録してもらう制度上のものであり、カテゴリーが4段階ほどあり、その内の“副作用が少ないもの”だった様な記憶がある。これで“副作用がない”のカテゴリーに入れられているものだったら、いわしの頭であるが、この商品の場合は一応効きそうな雰囲気だ。いや、効果があるんだよっ! 認められているって書いてあるじゃないか(笑)。
ちなみに私見では、身体に電気を流して、帯電させなくちゃならない位まで、バランスが崩れている様なら、生命維持レベルの大問題だと思うのだが。イオンバランスが、無茶苦茶であれば、神経伝達はもちろん、脳も機能しない事だろう。心臓を動かす事も難しい。と言うか、そんなに崩れないんじゃないかなぁ。
暑く湿気の多い日本の夏なんかで、地上の水分がドンドン蒸発して、雷雲ができる様な状態(地上が+、雷雲が−)で、そこにいる人間が「やばっ、電子が奪われていく。うわぁー、具合悪っ。」ってな事は無さそうだ。治るためには「あぁ、早く稲光りして、電子返してくんないかなぁ。」と雨乞いならぬ、雷乞いしなくてはならない。でも、撃たれちゃぁダメよん(笑)。
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じゃぁー何が、どうで、何よっ。お待ちどうさんでした。今回の“どーも☆キニナル!”部分は、真ん中辺の“■敷くだけのマットタイプ”と題された文で、“しかも、電圧はマイナス360Vと低めで、刺激はほとんど感じません。”の所だ。
いかにもビリッと来ないし、感電という観点(シャレか?)から見ても、安全だよぉん、という記述になっている。しかし、だ。この“マイナス360V”が“低い”か、どうかに関しては、問題にした方がいい。
電圧が低いという事は0V、もしくは0Vに近い電流を指す。高いか低いかといった場合、プラス・マイナスは関係なく、絶対値で考えなくてはならない。要は-360Vも+360Vも、行く方向が違うだけで、電圧は高いと思っていい。例えてみれば、環状線で、外回りの車に轢かれれば大惨事だが、内回りの車に轢かれても無傷という事がない様なものだ。実際には、どちらも大惨事であるのは、ご存じの通りである。
この製品の場合は“電流は数μAと低めで、刺激はほとんど感じません。”と書くべきであった。更には、電圧の表記も、直流(DC)なので、プラス領域が別に無いなら、マイナスがいらない。
そうそう、本当に数マイクロアンペアか、どうかは、知らないよ。でも、数ミリアンペアもあったら、結構ビリッと来るんじゃないかなぁ、でも、あんまり無さ過ぎると意味ないなぁ、という推測である。
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という訳で、こんなどうでもいい事まで、根掘り状態とは、私も…いや、暇じゃないよ(笑)。だから肩こり治んないんだよ、という声も聞こえて来そうだが、細かい事まで正すなんて、プラス思考で健康的ではないか。おぉっと、プラスは健康に悪いのか、マイナスで行かなくちゃ。ん?
ところで、006P(9V)電池の電極を、額に押し付けてビリッ、っていうのじゃ、治療にならないのかな? お目々パッチリ、シャキィーンらしいけど…。無論、私はパスっ!
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