この「ははぁー。」であるが、よく考えてみると、生理的に利に適っていると思う。東野黄門様の時によくあった台詞で、悪代官「その方、何奴じゃ。」、光國「それを聞いたら震えが来ますぞ。」と言って、悪代官の神経を逆なでするのがあるが、その後決まって、「ほぉーら、震えが来なすったじぁろう。」と言う。 これと「ははぁー。」は、同列ではないだろうか? 要は、震えと同じく、息を吐き、身を縮める事で、悪党どもは、副交感神経に切り替え、安心したいのだ。 深呼吸は、大きく吸ってからではなく、吐いてから始めるのが良いらしい。リラックスするのに、身を大きくしては、交感神経が先に行ってしまい、だめなんだそうな。 という事は、悪党どもは、尚も往生際が悪く、いい方へいい方へ行こうとしているのか。さすがは悪党である。 話しは、まるっきり変わって、隠密になるが、彼(彼女)等は、仕事柄いつもヒソヒソ、ボソボソと話しをしているイメージがある。しかし、上様に報告する時に、思わず、ヒソヒソ、ボソボソと話してしまい、「えぇーい、聞こえん!」と逆鱗に触れる事は無いのだろうか? 上様はいつも、広い座敷きで、大声でお達しをしているだろうから、ボソボソには慣れてないよなぁ。っつーか、そんなんじぁ『政(まつりごと)』って雰囲気じゃぁないよ。その辺のTPOは使い分けている事にしておこう。それにしても、隠密はおおっぴらに顔を知られていてはいけないだろうから、自分の主人に会いに行くのにも、所属する城に忍び込むんだよねぇ、たぶん。大変だなぁというより、面倒だなぁ。面倒臭くなって、「まとめて報告すればいいや。」なんて事にならないのかな? 上様も「最近、歳造の奴、来ないなぁ」って事になってなけりゃいいけど。←いつの話しだよ:-) にしても、上様って文字にしちゃうと、領収書みたいだな。それより今はサンバのイメージか? オッレッ!
追記:格さん、マズイよ、それ! ご存知『水戸黄門』で、助さんと格さんが大太刀まわりをする時、助さんは問題無い。だが、格さんは、(無いのだが)“万が一”があった場合、武士として非常にマズイ事態を引き起こす。私の記憶が正しければ、武士が戦う時、刀を抜かずに斬られたりもしたら、それはそれは不名誉なことで、斬られた方が、断罪に処されるはずなのだ。でも、無いよ。無いし、あの痛快時代劇ドラマにリアリティを求めるのは御法度だよ。だけど、なんとなくハラハラしちゃうんだよね。悪人を殴る前に、指をボキボキ鳴らしてる場合じゃないよ。格さん、少しは一族の存亡も考えてぇ。
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