私は、基本的に占いというものは、信じないのだが、どういう訳か、新聞の"今日のなんたら"なんてのは、思わず見てしまう。ほんの10文字あるかないかのものだが、気になる。なんでかというと、この場合、占いを求めているのではなく、たまぁーに、自分を律する様な、一言になっているのだ。だから、自分の忘れかけていた様な事、抜けている所や、散財しない様に(笑)なんてのにも、ハッとさせられる。言ってみれば、日めくりカレンダーの一言的な扱いかな。 で、その大して信じてもいない占いが、ちぃーと気になる事を言ってくれるではないか。それは算命学なるものだか、これは陰陽から発展した占いというよりかは、学問なのだそうだ。で、天中殺という言葉も、意外に有名だから、ご存知の事であろう。まぁ、最近では、どっかのおばさんが、本当にデカイ面で、デカイ面してテレビで"予言"しちゃってるので、ちらほら聞いた事がある言葉だと思う。ちなみに、一流の占い師は、"予言"をしないのだそうだ。というより、予言できないのが本当らしい。予言めいた事を言うのは、一種の話術で、取りあえず信用させるにはいいのだそうだ。例えば、「あなたの家には木がありますね。」と聞いて、「ありません。」と答えれば、「あぁ、それは良かった。無い方がいい。」となり、「あります。」と答えれば、「ほぉーら、あるでしょ。」なんてなるらしい。占い師は、お客が将来、どんな人物になるのがいいのかを、アドバイスするだけなのだ。しかも、そっから先は、お客の努力次第だ(笑)。 しまった、話しが脱線しすぎた。で、その算命学が言うには、私はなんと!『28才から47才まで天中殺』なんだそうだ(撃沈)。20年間だよ! 20年間天中殺だよ! 大運がそうなんだって。いっくらなんでも、ふざけすぎだよ(笑)。そんなのあったのかよ、10年天中は聞いた事があるけど、20年なんてあるの? あるんだねぇ(しみじみ)。こういうのは、"暦もの"だから、長生きすればいいってもんじゃない。還暦で、それこそ還ってきちゃうから、私の場合、どんなにがんばっても、人生の3分の1は天中殺である。故八木橋先生が(いらっしゃったとして)言うなら、人生の3分の1は虚無ということになる。しかも人生ノリノリの時期じゃん。じゃん?(とやっぱり問いかけてみる) しかし、自暴してはいけない。天中殺と聞くと、皆さんは『ひどい目に遭う』様なイメージがあると思うのだが、これは"虚無"であって、『何をやっても無にかえる』、ということらしいのだ。だから、何も(大それたことを)せずに、普通に過ごすと良いらしい。努力は無になるので、してもいいが、しても無駄なんだって。やったぁー、ダラダラの人生が送れるじゃん、って思ったけど、その期間、どんな努力も無になるが、なんににもならなかった分、その後にしっぺ返しが来るんだそうな。うはっ、20年分のしっぺ返しか…。そりゃ、凄そうだな…。しかも、48才にもなってから、しっぺ返しかよぉ。やだなぁ。 ちょっと待てよ。まだ独身だから、結婚はマズイ事になっちゃうぞ。48才前に結婚なんかすると、カミさんの不幸決定(相手がいないから、まっいいか)。途中で一旗あげちゃおうかな、なんて思っても、48才過ぎから、起こす事になっちゃうな。遅すぎじゃないかな? 言い方を変えれば、どちらも手後れか…。 まぁ、いいじゃないか。気楽に生きればいいらしいし、そのしっぺ返しも、無い袖は振れん! 故八木橋先生も、著書で寝て過ごせと書いておられるし…。いやぁー、薄々「俺の人生、失敗かな?」と感じていたが、ここまで強烈な事になっているとは、でも不思議と、何があっても後悔が無いんだよなぁ。しっかし『我が人生、3分の1は虚無の世界で寝ている』のか…。のか?(と問いかけてみる、のも無駄な努力だ。)
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