R.Feynkidの
ぶやき

なぜこんにゃく?

 昔の人は、なぜ「こんにゃく」を作ったのだろう? 今でこそ、ヘルシーだの、低カロリーでダイエットにいいだの、言われているが、食料事情の良くなかったはずの昔に、これといって「すごい美味しい」訳でもなく、栄養補給できる訳でもない食物を作る合理性が、イマイチ見い出せない。そこで、ほんのちょっとだが、調べてみた。
 こんにゃくは、球根もので、土壌がある程度肥えていないといけなくて、そばの様に痩せた土地ではダメらしい。そんな土地で栽培したのにもかかわらず、坊さんのおやつ位にしかならない低カロリー食物になるなんて、実にもったいないなぁ。さらに、球根ものというのが響いて、他の野菜の様に、パッと植えて、パッと収穫という訳にはいかないらしい。すぐに食べられないのだ。成分のほとんどが「水分」なので、保存食の性質もなさそうだ。保存食なんて、そのほとんどは、「塩漬け」か「乾燥物」である。増やすにも、タネではなく、球根でするらしいので、全部を食べてしまう訳にはいかない。タネいも?をとっておくのだ。でも、食べるものがないと、食べたくなっちゃうだろうなぁ。
 謎は深まるばかりであるが、個人的には結構好きで、食べちゃうんだなぁ。こんにゃく刺しなんてねぇ。ん?、この微妙な嗜好に支えられて、生き残ってきたのかな?

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(C)2002 Richard Feynkid