R.Feynkidの
ぶやき

破綻懸念先はどこ?

 今、金融庁が言うには、中小企業で3年(期?)連続で赤字だと、破綻懸念先なのだそうだ。これは大企業には当てはまらず、中小・零細企業だけという、実に不公平なものである。返してもらえそうな金も貸すなと、金融庁は言っているらしく、今や貸し渋りの原因は、企業だけでは無く、お役人であるのは、周知の事実だ。
 さて、貸し渋り問題は他にまかせ、この論理を他に応用してみよう。まずは、ペイオフ解禁と、不良債権が増える一方で揺れている金融機関だ。彼等もかなりの割合で、連続して赤字である。挙句に自己資本比率は、数字のマジックにより、8%〜10%を保っているが、実は4%〜5%位と言われている。連続赤字で、不健全経営で、不良資産があり、自己資本比率も低い、破綻懸念先ではないか? お金の預け先が、破綻懸念先しかない、恐ろしい国だとは思わないだろうか? そこに政府は金(税金)をつぎ込もうというのだから、ギャンブラーである。
 で、そのギャンブラーさんであるが、こちらも見事に破綻懸念先だ。ご存じの様に、赤字国債を発行しまくる、連続赤字決算国家である。大体、小泉さんの30兆円枠の根拠もわからないよ。30兆円…。金融機関の不良債権が8兆円なんて言われているが、かわいいもんに見えてこないだろうか? 赤字国債が合計でいくらなんだよ。 返すあてがあるのか? 企業に例えて見ると、GDPが低いという事は、業績が悪く、売り上げ(税収入)が低いという事だ。 借金を返せる優良(有望)企業だろうか?
 やっと結論。金融庁が言うには、(極端ではあるが)こういう事だろう。
  • 「国には金を貸すな(国債を買うな)」
  • 「金融機関には金を貸すな(預金をするな)」

どうしようかなぁ。

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(C)2002 Richard Feynkid