防災・減災
あなたや大切な人の身を守るのは「想像力」です。
- 新潟県中越沖地震で被災された方の体験談
- 「家具の配置に要注意」柏崎市 20代 男性
- 前の日の夜が、仕事で遅くて、その時間まで、まだ寝ていたんです。最初、軽く揺れ出して、「あっ、また地震だな。まぁ、いつものことだから。」と思って、そんなに慌てもしなかったんですけど、すぐにクレーン車か、何かが、突っ込んで来たんじゃないかと思うほどの、揺れになりました。
で、慌てて、パジャマのまま、2階の部屋の窓から、1階の屋根の上に、飛び出たんです。「上から、2階の屋根の瓦が、落ちてきたりして、かえって危ないよ。」と、後で人に言われたんですけど、その時は、夢中でした。
私が寝ていた場所というのは、頭の方に、テレビが置いてあって、足元には、冷蔵庫が置いてありました。やっと揺れが収まって、振り返って、自分の部屋の中を見たら、テレビと冷蔵庫が、自分の寝ていた場所に、ドン、ドンと、転がっていたのです。
それを見て、「逃げて良かったな。」と、思うと同時に、「そんな所で、寝ていちゃいけないな」と思いました。
「内閣府1日前プロジェクト」より
- いま、その時に備えるアクションを。
- 「自分は大丈夫だろう。」「まだ、大丈夫だろう。」
人間には、そう思いたがる「心の癖」があります。
まず、想像してみて下さい。〈いま〉〈ここで〉大地震が起きたとしたら。
どうやって避難しますか?
家族との連絡は取れますか?
助かった後の、水や食糧は?
やがて来る「その時」を想像して、今すべき備えを、実行に移しましょう。
内閣府
総合案内 >
2013年から2016年の索引 >
2013年3月号へ戻る
|
|