停電に伴う住宅用太陽光発電システムの自立運転について
住宅用太陽光発電システム設置者各位
今回の東北地方太平洋沖地震におきまして、被害にあわれました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
この度の震災による停電に伴い、自宅に太陽光発電を搭載されている、設置者の皆様におかれましては、自立運転を検討されていると思われます。安全で正しい運転のため、住宅用太陽光発電自立運転方法につきましては、取り扱い説明書等を参照され、正しく操作くださいますよう、お願いいたします。なお、不明な点などにつきましては、設置業者、もしくはシステムメーカにご確認、ご相談くださいますよう、お願い申し上げます。
なお、設置事業者、システムメーカホームページにも、関連情報が掲載されている場合がありますので、そちらもご参照ください。また参考情報として、環境省から「太陽光発電の賢い使い方」(停電・災害時の自立運転コンセントの
活用)が、下記URLに掲載されていますので、ご参照ください。
http://www.env.go.jp/earth/info/pv_pamph/full.pdf
2011年3月14日
一般社団法人 太陽光発電協会
震災で破壊された太陽電池パネルの取り扱い上の注意
各位
今回の東北関東大震災の被害にあわれました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
住宅等に設置されていた太陽電池パネルが、震災で破壊され、家屋などのがれきと共に、堆積しているような場合でも、太陽電池パネルに、太陽の光が当たっている時は、発電している可能性があり、素手などで触れると、感電をする可能性があります。
太陽電池パネルが、震災で破壊された家屋に残っている場合、あるいは、破壊されて、屋根から外れて、がれきとなって堆積している場合は、次の手順で対処してください。
- 素手でさわらないこと。
- 救助、及び復旧作業等で、壊れた太陽電池パネルに触れる場合は、乾いた軍手や、ゴム手袋など、絶縁性のある手袋をしてください。
- 複数の太陽電池パネルが、ケーブルでつながっている場合は、ケーブルのコネクターを抜くか、切断してください。可能であれば、太陽電池パネルに、光が当たらないように、段ボールや板などで覆いをするか、裏返しにしてください。
- また、可能であれば、ケーブルの切断面の中の銅線が、むき出しにならないように、ビニールテープなどを巻いてください。
- 太陽電池パネルを、廃棄場に運ぶ際には、念のため、ガラスを金づちなどで、細かく破砕してください。なお、太陽電池パネルの構成部材は、以下の通りです。
※半強化ガラス(厚み約3mm)、セル(シリコンの板、10~15cm角、厚み 0.2~0.4mm、銀電極、半田、銅箔など)、透明樹脂、白樹脂シート、金属枠(主にアルミ)、配線材、樹脂箱など。
- 夜間や、日没後の日射のない時の作業は、太陽電池パネルが発電していませんが、作業内容は、日射のある時の作業と同じにしてください。
2011年3月18日
一般社団法人 太陽光発電協会