お客様各位

弊社原料用バター(社内用)品質保持期限延長について

　今般弊社別海工場の原料用バターの品質保持期限延長に関する報道で、お客様並びに関係各位に混乱を招きましたことをお詫び申し上げます。
　つきましては弊社としての見解について下記の通りご説明申し上げます。

記

1. 対象製品

   「雪印バター無塩Ｅ(社内用)20kg」(社内原料用)
   店頭にて販売頂いております家庭用バターではございません。

2. 品質保持期限設定について

   　乳製品の品質保持期限は、(社)日本乳業協会の「品質保持期限の設定方法のガイドライン」で定められ、商品の品質保持期限は、科学的・合理的根拠に基づいて、製造者が責任を持って設定しております。

3. 弊社対象製品の品質保持期限の考え方

   　近年の乳質と技術の向上に伴い、マイナス18℃以下で確実に冷凍保管されていた場合は、少なくとも４年間は十分な品質が保持できることを確認致しております。
   　従いまして、弊社の原料用バターは品質上、食品衛生法上全く問題がございません。
   　なお、社外に販売しております「雪印バター無塩20kg」は品質保持期限を１年半としております。

4. 品質保持期限の延長について

   　弊社は、「雪印バター無塩20kg」を、マイナス18℃以下で確実に冷凍保管しております。この製品を設備・環境の整っている別海工場で一括管理し、品質検査で合格したもののみを対象に、品質保持期限の延長を行っておりました。
   　品質の確認検査をするためには、一度開封しなければなりませんが、開封・検査の後、社外に販売しております商品と明確に区別するため、社内用の段ボールに改めて包装(改装)しており、「雪印バター無塩Ｅ(社内用)20kg」として弊社製品の原材料の一部として使用しておりました。

　このような改装作業がお客様各位に混乱と、表示に対する不安を招きましたことにつきまして、改めて深くお詫び申し上げますとともに、今後は行わないことと致します。
　弊社では、今後とも皆様においしく安心して召し上がっていただける商品をお届けするよう、全力で努めてまいります。

　平成14年２月25日