胃・十二指腸潰瘍にお悩みの方、まず医師にご相談を…。
「治療をしたのに、どうして再発するんだろう…」
と思うことはありませんか。
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は、胃の中にいる細菌です。ピロリ菌が胃・十二指腸潰瘍の発生や再発に関係していることが、分かっており、その治療としてピロリ菌を駆除する「除菌治療」が行われています。
2000年11月から、除菌治療が保険適用になりました。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍を繰り返し再発しているあなたもピロリ菌の除菌について考えてみませんか?
- ピロリ菌の感染と再発には関係があります。
ピロリ菌に感染すると、胃粘膜の表面が荒れて炎症をおこし、潰瘍が発生しやすくなるのです。胃・十二指腸潰瘍の治療では、胃酸の分泌を抑制する治療が一般的でしたが、この治療だけでは、ピロリ菌を取り除くことはできません。ピロリ菌に感染している状態のままでは、胃粘膜の炎症がなくなることはなく、胃・十二指腸潰瘍が再発する可能性が高くなります。
- ピロリ菌を除菌すると、再発は大部分抑制できます。
ピロリ菌を除菌すると、ピロリ菌によってひき起こされた胃粘膜の荒れ、炎症が完治することによって、胃・十二指腸潰瘍の再発が大部分抑制できます。一度、きちんと除菌を行うと、ピロリ菌に再感染することはほとんどありません。胃・十二指腸潰瘍の治療をしているのに再発を繰り返し、悩んでいる患者さんで、ピロリ菌に感染している方は、除菌治療を受けられることをおすすめします。
- 除菌後の再発率 (胃潰瘍) (武田薬品集計)
累積再発率
- 6ヵ月後
- 66.0% ピロリ菌が残った場合 (57例)
- 15.9% ピロリ菌がいなくなった場合 (110例)
- 12ヵ月後
- 71.3% ピロリ菌が残った場合
- 15.9% ピロリ菌がいなくなった場合
http://www.takeda.co.jp/
胃・十二指腸潰瘍とピロリ菌の話
ピロリ菌に関する詳しい情報が上記のホームページでご覧いただけます。
監修:兵庫医科大学 下山 孝
No Moer H.pylori
武田薬品工業株式会社