お詫びとご報告
お客様各位
平素は、弊社製品をご愛用いただき誠に有難うございます。このたび、弊社栃木工場で製造し、販売店様が加工販売しました牛タタキ等により、腸管出血性大腸菌(O-157)による食中毒が発生し、大変ご迷惑をおかけ致しましたことを深くお詫び申し上げます。とりわけ、被害にあわれたお客様には重ねてお詫び申し上げるとともに一日も早いご回復をお祈り申し上げます。
事故発生以来、栃木工場は再三にわたり保健所の立ち入り検査等を受けて参りました。その結果、過日、栃木県よりこの事故の主要因は商社より臨時に購入した牛タタキに使用した輸入原料肉そのものの汚染であり、また、汚染諸要因を栃木工場で検査・殺菌出来なかったこととの報告を受けました。これらの結果を弊社といたしましては、厳粛に受けとめると同時に慎んでご報告させていただく次第であります。
弊社は創業以来「安全、安心」を基本理念として食文化の向上に努めて参りました。こりたぴの報告に先だち弊社ではすでに再発防止・原因の徹底究明の立場よりいち早く栃木工場でのHACCPならびに食肉処理・食肉加工の操業許可を自主返上して居りますがこのたびの事故を更なる教訓として次の再発防止・安全強化対策を図って参ります。
- 牛タタキ生産の操業中止
- 原料、製品の検査体制の強化
- 生産ラインの衛生管理体制の強化
- 社員の健康管理体制の強化
弊社は現在極めて厳しい状況に立たされておりますが、社長以下全社員一丸となって信頼回復に努めてまいります。
何卒、今後共弊社に対し変わらぬご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
平成13年5月8日
東京都千代田区外神田4丁目5番7号
滝沢ハム株式会社
取締役社長 瀧澤貞夫