R.Feynkidの
ぶやき

浜屋さん買取(ってもらう)(非公式)マニュアル

 1989年製の14インチブラウン管テレビが、遂に電源を入れても「ボッ」というだけで、動かなくなってしまった。たぶん、丸ごと水洗いすれば、復活するのだろうが、もう潮時という奴ではなかろうか。もう近年、あまりテレビを重要視しなくなっていたので、「さぁ、どうするか?」という呑気モードであり、そんなんだから、お金もかけたくない。しかし、今まで行っていた、三郷の某無料リサイクル引取屋さんでは、ブラウン管テレビは引き取ってくれない。量販店とかに頼むと、家電リサイクル法とやらで、捨てるにもリサイクル料(1,785円)を取られる。どうせ、その料金のほとんどは、天下り野郎と、息のかかった業者のポッポに入るんだろう。「嫌じゃぁー。」
 探しましたよ。えぇ。少しでも、リサイクル料金の安い業者さんを。出てくる、出てくる、それでも、1,500円から2,500円くらいの幅で「っうぅーか、こっちの方が高いじゃん」の、リサイクル料がかかるんですよ(涙)。
 で、探し当てたのが『浜屋』さん。どうやら、買取が基本の業者さんらしい。買い取ってくれなくても、せめて引き取ってくれれば御の字、という淡い期待を込め、行ってみる事にした。最高に気がかりなのは、壊れちゃってて、完動品ではない事だ。まぁ、最悪ダメなら、持って帰ってくればいい。
 g00g1e土也図をチェックして行ったにもかかわらず、通り過ぎた(笑)。紆余曲折を経て(?)たどり着くと、スタッフが爽やかに対応してくれる。恐る恐る「これなんですけどぉ。」とハッチを開け、テレビを見せると「これ(例のブラウン管テレビ)と、これ(もう真っ暗な、たまに動かない液晶モニター)は、買取ですね。これ(モーターのノイズでスジの出るエプソンプリンタPM-2000C)は、雑品扱いなので、15円/kgですけど、いいですか?」とな!
 「嘘ぉーん。マジで?」と心の中で叫びましたよ(涙)。「っつぅーか、完動品、一つもないよぉ。チェックとか無いの?」である。「気が変わらないうちに降ろさねば…。」と気持ちだけが空回りし、車を進めようとするが、ここで待機する様、制止される。気が変わるとかは無いと思うのだが、セコイ話し、それだけ、切羽詰っていたのだろう(涙)。
 さて「じゃぁ、我が家の不用品も」と、行きたくなるかもしれないが、その前に、ちょいと忠告。この浜屋さん、恐らく基本、プロショップである。なので、「俺様は客だ。」とか、「あぁーん、(車の)バックだめぇー。」とか、「もうひと声っ。」とか、いろいろ面倒を言う人は、行って欲しくない。素人もOKだし、スタッフも丁寧に教えてくれるので、安心だが、正直、私はまごついた。素人が、あんまり迷惑になる訳にもいかないので、さいたま支店の例ではあるが、下記を参考にしていただきたい。

  1. 車にモノを積む。
    雑巾がけくらいはしておこう。
    自分が触りたくない様なものなら、相手も嫌である。
  2. 身分証明書は持ったかな?
    浜屋さんのさいたま支店へGo!
  3. 国道122号下り線を行く。
    東北道浦和の入口を横目に過ぎ、オービスを過ぎ、埼玉スタジアムへ行く高架をくぐり、ほんの少し行くと、引っ込んだ所に看板があるので、そこを入ると、浜屋さんだ。
    行き過ぎるよ(笑)。近くまで行ったら、後ろに煽られようと、減速しちゃおう。
    行き過ぎたら(私だ。笑)、次の高架下を左に入ろう。
  4. 無事たどり着けたら、ヤードの手前(敷地直前の入り口)で待機。
    以後、外に出ているスタッフに従おう。
  5. スタッフが、仮見積もりをしてくれる。
    要は、買い取れるか(降ろせるか)、どうかを教えてくれる。
  6. ヤード前に呼ばれたら、そこに車をつける。
    モノが降ろし易いように停めよう。
  7. スタッフがモノを降ろしてくれる。
    査定には関係ないが、手伝おう。
  8. 降ろし終わると、モノのリストの確認があり、そして、身分証明書(たぶん運転免許証)を求められるので、スタッフに渡そう。
    古物取引になるので、必要だ。
    「イヤッ」とか言わないように。
  9. 車を指示された場所に移動する。
  10. ヤードに向かって左端に、事務所があるので、中に入る。
  11. 待つ。
  12. 呼ばれたら、事務スタッフが、買取金額を教えてくれる。
  13. 手前にある領収書(の束)に、買取金額・名前・日付を書き込む。
  14. 手渡された納品書の右上に、署名をして返す。
  15. 身分証明書を返してもらい、お金・買取証をもらう。
  16. 後がつかえている(はず)ので、早々に帰る。

 事務所で待っている間、待合席(?)では、買取品目が所狭しと書かれている。どうやら資源となるものなら、ほとんど買い取ってくれる様だ。家電リサイクルに引っかかってくる物や、厄介者の車の鉛バッテリーとか、とりあえずは持っていってみるといいかも。
 にしても、これ、ほとんどは海外に輸出なんだよねぇ。日本人が、お金を払って買った資源を、家電リサイクル法なんていう、歪んだ制度のおかげで、資源がジャンジャン海外流出しちゃう。自転車なんかでも、使い捨てしちゃう我々も悪いんだけどね。今回、私の財布の中身は傷まなかったが、何か釈然としない。小型家電リサイクル法では、誰もが納得する制度にしてくれよ、行政!
 んで、中古は割高なのでやめて、新品の液晶テレビを購入した。22V型で、22,000円だ。これから、どれだけの耐用年数があるか分からないが、10年でオシャカなら、2,200円/年か…。こちらも、何か釈然としないなぁ。『金を払わされてる』感が…。

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(C)2013 Richard Feynkid