R.Feynkidの
ぶやき

固定資産税払ってるんだから

  内閣府によれば(2011年6月24日)、東日本大震災での被害額は、約16兆9千億円と推計されるらしい。内訳は、住宅や工場などの建築物約10兆4千億円、道路や港湾など社会基盤施設約2兆2千億円、水道やガスなどライフライン施設約1兆3千億円、農林水産関係は約1兆9千億円だそうな。ちなみに、東京電力福島第1原発事故関係は入っていないとの事。
 で、「復興に20兆、30兆円と、かかるかもしれない」と叫んで、増税を目論んでいる財務省と、我々の足を引っ張る事ばっかりの民主党は、この数字を見て、どうする気なのだろう?
 何って? だって、住宅や工場も含めて、約17兆円だ。と言う事は、20兆円も予算を組んじゃえば、政府の復興費用で、住宅や工場は、建て直せる事になる。亡くなった人は還らないが、生きている人で、家や工場を流されちゃった人には、こんな言い方無いと思うが、おめでとうとしか言いようがない。
 もし、20兆円の復興予算で、家も工場も建ててくれないのであれば、その金は、どこかに行ってしまう事になる。そう、おいしい汁となって…。
 大体、固定資産税なんて、意味不明なものを払っているんだから、地震の損害は、国持ちだよねぇ。だって、土地に税金がかかるんだよ。それを払わないと、下手すると競売に掛けられ、追い出されてしまう。すなわち、土地は事実上、国からの借地であると言える。となれば、地震は天災であるものの、それによって生じる損害の責任は国になる。無料なら、仕方が無いとなるが、毎年、結構な金額を搾り取るんだから、こんな時くらい面倒をみてくれなければ、単なるボッタクリ税だ。
 っつぅーか、固定資産税は、今まで、どこ行っちゃってんだよ(笑…えないよ)。永年払ってきた、使途不明な税金分を、復興に回せば、増税いらないじゃん。まぁ、もう、使っちゃったんだろうけど(笑…えないよ)。
 何にせよ、復興費用に20兆円も計上されるんだったら、もう、復興は出来たも同然と言える(はず)。だって、家も工場も建っちゃうんだったら、後は、家財の購入と、企業は、生産機器の購入の心配だけをすればいい。前向きな設備投資なら、金融機関も貸さない訳にはいかない。これで、東日本も盤石だ(の、はず)。理屈上は、ね。

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(C)2011 Richard Feynkid