R.Feynkidの
ぶやき

あなたはお尻から?(駐車する時だよ)

Parking Story 私の基本は、お尻からである。前から入れる理由が無い限り、まずお尻から入れる。理由とは、『交通量が多くバックで出難い』、『駐車場の出口に向かう時に、頭から出ても、どうせ切り返す』、『スペースが駐車場の一番奥しか無く、バックできない。』等々、要は『入れられない』『出せない』という困難を伴う時だ。
 以前、ネットでもらったジョーク(上空)画像があり、‘Blonde Secretary(金髪秘書)’‘Boss(上役)’‘Workaholic(仕事中毒者)’の三者三様駐車ドラマが繰り広げられている。秘書は、お尻から入れようとして、車を行ったり来たりさせている。しかも、ステアリングを切りまくりだ。これを見ると、いまだに金髪の秘書は“容姿だけで秘書になったコンパニオンアホ女”というイメージがあるのが解る。しかし、こんな事になってしまうのは、彼女の責任ではない。(平均的に)女性は空間認知能力が低いのだから、仕方がない。大昔から必要のなかった能力だったので、今さら車を運転するからと言って、急にどうこう出来るもんでもないのだ。だから(平均的な)男性は、少しぐらい運転が上手だからと言って、こういう場面に出くわしても、バカにしてはいけないぞ。温かい目で(イライラしながらでも)見守ろう。
 仕事中毒者の車は、雪を被りっぱなしだ。恐らく徹夜して、帰宅していないのだろう。気の毒に思うが、でも、本人は喜々として仕事をしているのかもしれない。彼に神の御加護を、ラーメン。
 さて、問題はボスだ。迷う事無く、頭から突っ込んでいる。私も薄々思っていたのだが、この写真の作者も思っていたのだろう「横暴な奴しか、こうは止めん」と。
 私の記憶では、前職の社長(白のBMW)も前から入れて、且つ斜めでも気にしないでいた。彼は、止めるだけではなく、走行レーンも好きな所を走っていた。2車線を跨いで走るなんで日常茶飯事だ。以前、私が‘半インチキ先生(エンジ色のジャガー)’と呼んでいた人なんかは、もっと凄い。人んちや近くの学校に好き勝手に止めるのは、まだかわいい方だ。いつぞやなんかは、品川駅のロータリーのド真ん中に置きっぱなしだった。もちろん、車には居やしない。昼食でもとっていたのか、呑気に歩いて来たと思ったら「よぉ、待った?」だって、気が気じゃないのは私だけだった様だ。だって、あそこって、交番が目の前じゃん。
 だが、こういった人達が、単に横暴というだけで、前から止めるだろうか? 少なくとも、例に挙げた2人は、金儲けに長けた人だ。合理的な理由が無ければ、行動に出ないはずだ。
 前から入れれば、入れる時に楽だ。バックミラーの限られた視界を頼りに入れるより、自分の目で見たまんまに、運転できる方が楽に決まっている。実は、出る時にも、合理性があった! 両端に障害物(彼等にとっては邪魔な車)がある狭いスペースに、お尻から入れるより、それより広い、道にバックで出た方が、障害物が遠い分、楽ちんなのだ。で、横暴なのだから、例え通行者が来たとしても、「俺様が出るんだから、ちょっとぐらい待ってろいぃ」程度の事で、大渋滞が出来ようと、待たせておけばいい。
 って合理性が判明したのはいいんだけど、私にはやっぱりできないよねぇ。というわけで、こんなところが、小市民か否かというバロメーターに、なってしまうんではなかろうか? 大成したい人は、前から入れるべし。

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(C)2006 Richard Feynkid