R.Feynkidの
ぶやき

パフュームは“ほんのり”と

 日本人はあまり体臭を気にする民族ではなかった。そもそも、穀物を主に食べ、動物性の物をあまり摂取せず、肉食獣の様な臭いを発する要因が少なかったからである。しかし、ここへ来て、欧米型の食生活(肉食)にシフトし、それに伴い、体臭も欧米型へシフトしている(はず)。加えて、清潔志向の高まりで、自分の臭いに対して敏感になっているので、その結果として、欧米型の香水への興味が生まれるのも、「うんうん」うなずける。
 だが、あれは、風呂に入らないために、激しく臭う体臭と、汚物でまみれた外(道路等)からの臭いを、どうにか紛らわすために発達した、という経緯を持つものである。そして、それを使いこなすためには、自分の体臭と混ざりあった時に、どういう香りになるかを知らなければならないものだ。よって、何が何でも、ブルガリのなんとかとか、シャネルの何番という訳にはいかない。もちろん、人には嗜好があるが、それでも「あなたには合いませんよ。」というものが存在する(と思うよん)。
 この辺は、中東の人々なんかは、うまくチョイスすると聞いている。もっとも、中世前後は中東も欧州も、ごっちゃまぜ文化だったんだから、あの周辺の人々(と、その子孫)は、同じ様な香り付けテクニックをもっていると、考えられる。香水をチョイスの時の参考にしてほしい。
 でも、いくら食生活が欧米型にシフトしたとしても、日本人は(ほとんどの人は)風呂、もしくはシャワーに毎日浸かって(浴びて)いると思う。だから、それ程、強力な香水を使わなくても良いのではないだろうか? 特に食事時や、人々が集まる所では、過度の香りは禁物だ。←そうでしょ?
 という訳で、以前J-Wave(関東 81.3MHz)で聞いた『ほんのり香るパフュームのつけ方』を紹介したい。これは簡単。部屋で、香水を自分の背の高さより上へ『シュッ』とやり、その霧の中を自分が通るだけだ。直接コッテリつけないので、ほんのりと香り、下品にならない。体温の高くなる部分につけましょう、という従来の香水の常識(嫌いな言葉)を覆す方法だ。これで上品なモボ・モガの出来上がり! って、いつの人だよ←私(笑)

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(C)2006 Richard Feynkid