R.Feynkidの
ぶやき

すり抜ける未承諾広告※

 「特定商取引に関する法律の一部を改正する法律」と「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」なんてのが施行されて、スパムメール(迷惑メール?)が少しはまともになるかな?、なんて思っていたが、みんなそんなの守りゃぁしない。
 そりゃ、そうだよ。まともに「未承諾広告※」なんて件名に書いていたら、フィルタリングアウトされるのは、目に見えている。みんな、あの手この手で、フィルタを通ろうとする。
 「未承認広告※」で、はじまるのは、一見問題無さそうだが、よく見ると「承諾」が「承認」になっているので、ダメである。
 「(未承諾)広告※」も、括弧が入っているだけなので、意味的には合法っぽいが、厳密に「書き文句」が定義されていれば、無駄な文字が入っているので、問題だろう。
 しかし、世の中広い。フィルタも法律も、すり抜けそうなのがあった。「未 承 諾 広告※」である。目に見える無駄な文字もない。半角スペースが入っているだけだ。「書き文句」としては一字一句間違っていない。フィルタリングも面倒だ。スペースの入る位置のバリエーションが多い。全部入れたり、一つしか入れなかったりすれば、その分フィルタの条件が必要だろう。あらかじめ、スペースを削除してから、評価するとなると、英文用のスパム防止フィルタが、こんがらがってしまうだろうなぁ。だって英文のスペースを全部削除したら、何が書いてあるか解らないでしょ(笑)。もっとも、私が思っている以上に、メールソフトのフィルタは優秀だろうから、対処できると思うが…。(ちなみに私は何でも受信してしまっている。)
 しかし、問題は件名だけでは無い。法律では、メールを送って欲しくない人を、送信リストからはずす方法を、明記する事になっている。事実上、はずすプログラムを作って置け、ということだろうが、これがくせ者だ。
 メールで送り返せ、という所ならまだいい。もっとも、メールを受けても、知らんぷりなら意味無いが…。で、Web上でプログラムなり、スクリプトが動いている所が、かなりあやしい。そのプログラムが、おそらくバグ(プログラムの不具合)であろう、ちゃんと最後まで動かないのだ(笑)。もちろん、送信リストからはずされる事はない(爆笑)。設置した努力は認めざるを得ない。そして、プログラムにバグがあるのは、仕方のない事だ。うま過ぎるぞ!「この手があったか」状態である。

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(C)2003 Richard Feynkid