R.Feynkidの
ぶやき

鹿児島怪事件は本当に"怪"か?

 2003年4月4日のテレビ東京(関東ではね)で放送された番組での、鹿児島怪事件なる、連続自動車事故現場であるが、怪奇現象でもなんでもない。現場の全体像が少ししか映っていないので、詳しいところまではわからないが、事故が起こりやすい場所であることは確かだろう。理由は以下の通り、

  1. 緩やかなカーブの出口付近。
  2. 前後に信号がない。
  3. 歩行者が極端に少なく、とびだしに対する危機感が薄れる。
  4. 親子で不幸にあわれたが、親子なら行動パターン(歩く経路)が似ても不思議ではないので、同じ現場で事故にあうことも十分考えられる。

 まず(1)であるが、緩やかなカーブなので、先が見えそうなものだが、スピードがのっていれば、アッと思ったときには、空走距離も含めると、結構間に合わないものである。(2)であるが、前後に信号がなければ、スピードがのるのも訳ない。地方に行って、あまりにも信号がないと、信号そのものを忘れてしまう事がないだろうか? 私はある! (3)であるが、歩行者が極端に少なければ、車だけに気を使う様になり、歩行者の存在を忘れがちになる。(4)であるが、同じところに住んでいれば、通る経路はほぼ同じになるだろう。
 大体、隕石に当たるより、交通事故にあう確率の方が高いと言われている位である。交通事故は霊魂の怨念でもなんでもない、人間の仕業であるので、皆さんも十分注意していただきたい。

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(C)2003 Richard Feynkid