R.Feynkidの
ぶやき

金日成は偉いと思っていた

 お恥ずかしい話だが、かなりいい歳をこくまで、金日成は偉い人だと思っていた。金日成はいい人だか、金正日はダメなヤツという、訳の解らない状態だったのだ。無知とは恐ろしいのだが、こんな事になっていたのには、訳がある。
 私は小学生の頃、朝鮮中央放送(平壌放送)の日本語放送を聞いていたのだが、その番組の中に、「偉大なる金日成主席のなんとか」なんていうコーナー?があって、農民と一緒に畑仕事をしたとか、気さくに話しかけたとか、なんとかっていうエピソードを、毎日毎日、終わりの無い話しの様に繰り広げられるのだった。何も知らない純粋?な少年は、プロパガンダに見事にはまってしまったのだ。
 それ以来、親父はいい人だったのになぁー、なんて思っていたのである。これが日本だったから、そんなのが親子共々嘘っぱちだという事に、気が付いたが、北朝鮮に生まれたら、そのまんまだっただろう。子供の頃の教育は重要であると、痛感した。
 ちなみに、その頃から中国の北京放送は、和気あいあいとしていたなぁ、開放路線にどうにか傾いたのが解る様な気がする。更に、短波放送には、日本語宗教放送も数多く含まれているので、要注意である。日本語放送はXXX指定の18禁かな?(笑)

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(C)2002 Richard Feynkid