R.Feynkidの
ぶやき

料理と皿の比率

 旅館や料亭で、料理に比べて、皿が異様にでかいので、「料理食べるんだか、皿を見に来てるんだか、わかんないよ」と、思った事があるのではないだろうか。「無い」というリッチな方は、読み飛ばして頂きたい。
 さて、私も「皿ばっかりでかいなんて、何事かぁ」という輩だったのだが、意識が変わった。結論から言うと「ある程度でかい方が良い」である。できれば、倍位はあった方が良い。では、なんでか? 別になんでも鑑定団に出せるような高価な皿を入手し、見せびらかしたい訳ではない。純粋にでかい方が、食べやすいのだ。特に魚介類料理等の、食べられない部分が出る物は、その骨や殻を置く所がないと、散らかすしか後がなくなってしまう。更に、魚と皿が1:1なんて事になると、子骨を取るために魚と格闘しているだけで、ボロボロと身が下に落ちてしまったりする。これでは優雅に食事、という訳にはいかない。
 皿がでかいのは、実に理に適ったものだった。更に、皿の彩りで、料理を引き立てるのだ。今まで「食い気」だけだったんだなぁ。

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(C)2002 Richard Feynkid