R.Feynkidの
ぶやき

とにかく「増税」を禁句に。

 どうやら人というものは、自分が払わなくてもよさそうな税金には、「増税」を叫ぶ生き物らしい。私も例外では無いようで、たばこを吸わないので、「たばこ税なんて上げちゃえー」なんて言っている口だが、先日、新聞の投稿欄を見ていて、はたとこれは危険であると、気が付いた。なぜなら、国民一人一人が、自分に関わりなさそうな税金を、あたかも「正論」に見える論理を振りかざし、「増税」を叫んでしまうと、いろいろな税金が底上げされる恐れがあるからだ。もちろん、当事者は黙っていないだろうが、「正論」風な事を言われると、非常に分が悪く、流される可能性がある。特に日本は重要法案でも、「なんだか解らん」状態の国民性である。いつのまにか税金が上がっていたという事は、よくある事だ。しかも、一度上がった税率は、特例措置を除いては、なかなか下がらない。特例措置も、一業種団体を救う為である事は、もうお気づきだろう。とにかく、我々平凡な国民は、「減税」だけを叫んで行こうではないか。

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(C)2002 Richard Feynkid