R.Feynkidの
ぶやき

円高がそんなに悪いのか?

 どうやら政府は円安に振りたい様だ。昔は円高イコール不景気だった。輸出産業で外貨を稼がなければならなかったので、間違ってはいなかっただろう。しかし、今は違う。随分前の話しではあるが、一時90円台で、自動車メーカーを筆頭に、輸出産業が悲鳴を上げた事がある。しかし、その時点で倒産・吸収されるメーカーはされてしまったし、生き残ったメーカーは、100円を切った相場でもやっていける様な対策をとったのである。現に円高だと騒がれてからも、貿易収支は黒字だ。充分やっていけるのである。
 では、今なぜ、私が円安に賛成しないのか。それは簡単だ。円安は、我々庶民の財布を直撃し、更に景気を悪化させるのだ。円高差益で庶民はあまり得をしないが、円安は待った無しに、いろいろな値段がつり上がる。ますます、内需はしぼんで行くだろう。円安は、即効性の不景気爆弾なのだ。
 あぁー、もう、小泉政権、いきなりの失策じゃぁないだろうねぇ。

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(C)2001 Richard Feynkid