R.Feynkidの
ぶやき

そんなトヨタになりたいって言われてもねぇ

 皆さん、ちょっと前のトヨタのCMですが、クイーンのボヘミアンラプソディをBGMに車が走って行くものを、覚えていらっしゃいますか? もうどこかで既に指摘されているかもしれませんが、あの曲って「かあさん、人を殺しちゃったよぉー」みたいな、すんごい歌詞なんですよね。最後の決めゼリフに「そんなトヨタになりたい」なんて冗談にも程があるでしょ。(笑)


追記(2004.4.29):

 とにかく洋楽を使う時は注意が必要だ(と思うぞ)。某日産セレナ(だったかな?)のCMのBGMに使用されているのが、私の間違いが無ければ、『HUSH (ハッシュ)』という曲である。誰バージョンか知らないが、この曲は1967年にジョー・サウスが発表したものらしい。私の知っているのは、まだサイケデリックバンドの様だった、第1期ディープパープルのバージョンであるが、その当時、歌詞が問題となり、アメリカ・イギリスでは、放送禁止になったらしい。何でか? この題名のハッシュとは、麻薬のハッシシの俗語(隠語?)で、恐らくその内容も、その筋のものと推測される。詳しくはわからん、ごめん。「物より思いで」って、「あの頃はよくラリッたよなぁ」なんて事かな?(笑)


追記(2007.7.12):

 某大手酒造会社のAWA'Sも、やってしまったのではないだろうか。CMのBGMは、忘れた頃に“泡関係”で採用されるバグルズの名曲『ラジオスターの悲劇』だ(笑)。MTVに代表されるテレビにお株を奪われてしまう、ラジオスターの悲哀を歌った曲だと記憶している。一部の層では、ラジオドラマを楽しみにしていたり、洋楽を聞くためにFENにかじりついていた時代を思い出すだろう。決して明るく楽しい楽曲ではないと思うぞ。サビでは「Video Killed Radio Star」と連呼しているし、ラジオヴォイスが何とも悲しい。第一、アワアワって、日本語に掛けちゃってるじゃん(笑)。もっとも、カウチポテト族をキメ込んで、テレビのお供にチューハイ(泡がプシュ)をどうぞ、っていう意味なら、かなり皮肉だ(涙)。


追記(2009.1.29):美しい目覚めは、そぉっとしておいてくれ

 過ぎた日々の中、思い出したくない事もあるものだ。そんな事も、記憶のトリガーを引かれれば、嫌が逐うでも、頭を巡る。
 さて2008年、普通車としては、某本田のフィットが最も売れた車なんだそうな。あぁ、そうですか…。でもねぇ、この車のCMソングが、発売当初も『2008年御礼CM』も、Queenのラストアルバム"Made in Heaven"収録の"It's a Beautiful Day"なんだ。「そりゃ、美しい日だよぉー。(変訳で、げんね)」と、フレディの雄叫びで、爽やか(?)に始まるこの曲は、そりゃ額面通りなら、がんばって作った自信作の車にはピッタリフィットかもしれないが、我々クイーンファンには、たまったもんじゃない。
 あの歌は、HIVに感染し、余命幾許も無いフレディが、その運命と死を受け入れ、日本風に言えば“悟り”の境地を表しているとも言われている。クイーンファンには、涙無くして聴けない曲なのだ。このアルバムは前作の"INNUENDO"との2部作にも思われる。ラスト曲"The Show Must Go On"の悲壮な断末魔の叫びから、一転してリラックスした雰囲気の"It's a Beautiful Day"。この対比は、“陰”と“陽”が見事に表現されていて、ジャケットの色合いの何故か真逆ではあるが、過去のホワイトアルバムとブラックアルバムの再来と考えていいだろう。更に前の"The Miracle"では、「昔のクイーンが帰って来た」と、何も知らずに喜んだ。しかし、結果的にはそれは、ぬか喜びだったのだ。が、それら3枚を集めてみると、黄金期の再帰で「最期を花々しく飾ってくれた」と、喜ぶほかないだろう。
 お願いだ! もうやめてくれ。あの歌がただの爽やかな曲だと思う方は、是非ともラストの"It's a Beautiful Day(Reprise)"の方を聴いていただきたい。黄泉の国からのフレディのメッセージが聞こえるかもしれないから…。


追記(2009.2.2):

 あの携帯ゲームサイトのCMがどうしても気になってしまう。国会議事堂をバックに「コイズミさんも…」は、シャレで良いが、ホワイトハウスをバックに「あのオバマさんも…」は、シャレにならない。‘あの’の部分がいけないのだ。この場合の‘あの’が指すものは、“ホワイトハウス関係”で、且つ“オバマという人”という事になり、それは、一般的な視聴者の記憶にある‘あの’人、米国のオバマ大統領である。よって、その後に出て来る、ほとんどの視聴者が知らない“オバマという人”ではない。‘あの’は記憶の中にあるものを指し、連想させる働きがある。だから‘あの’ではなく‘この’とすべきであった。しかし、これではシャレにならないから、どうしてもと言うならば、「更にはオバマさんも…」にでもすれば良かった。本来ならば、手品の様に“騙される快感”を楽しめるはずなのに、単に騙された感覚が残ってしまったではないか。んー、重箱の隅を顕微鏡で見る様だが…。


追記(2012.6.24):

 33名にATARUのブルーレイが当たるとか。で、その時のCMが、

  • Pプシ : ブラックコーラ。白黒の市松格子。
  • Sントリー : 白黒映像メイン。永ちゃんの後ろにまで白黒の市松格子!
  • T芝 : 美術館広場のピラミッドモチーフが最後に中央に。

 海外では、日本の女子高生と言えば、刀を振り回す栗山千明だし。←これは関係無いかもしれないけど、やっぱり、FリーMイソン関係だよねぇ。で、このドラマって、どんなプロパガンダだったんだろう? 「どん兵衛買ってね。」ってメッセージだけとは思えない。なんかの陰謀じゃないよねぇ。陰謀だ、なんてねぇ。陰謀じゃないよ。「アップデートしました。これは陰謀じゃありません。」

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(C)2001 Richard Feynkid