お知らせ

新型インフルエンザ ワクチン接種について

知っていただきたいこと、ご理解いただきたいこと
新型インフルエンザの特徴
 感染力は強いのですが、多くの感染者は、軽症のまま回復しており、治療薬(タミフル・リレンザ)が有効です。ただし、基礎疾患(糖尿病、喘息など)のある方、妊婦さんやお子さんは、重症化する可能性があり、注意が必要です。
ワクチン接種の効果
 今回の新型インフルエンザワクチンには、重症化や死亡の防止には、一定の効果が期待されます。ただし、感染を防ぐ効果は証明されておらず、接種したからといって、感染しないわけではありません。
ワクチンの有効性・安全性
 国内産ワクチンの安全性は、長年接種されてきた季節性インフルエンザワクチンと、同程度と考えられ、有効性もある程度期待されます。輸入ワクチンに関しては、海外で承認されていることを前提として、有効性・安全性を確認して、実際の接種を始めます。
ワクチン接種には、発症、重症化、死亡を抑える効果が期待できます。
 ワクチン接種は、多くの方に重症化防止というメリットをもたらしますが、接種後、腫れたり、発熱の症状が出たり、まれに重篤な症状を引き起こす可能性もあります。この点をご理解のうえ、個人のご判断により、接種を受けていただくよう、お願いします。接種回数は、すでに接種が開始されている医療従事者を除き、現在2回としていますが、今後、国内データや、海外の知見など、科学的根拠に基づき、1回にできるか検討します(13歳未満の方は2回です)。結果は速やかにお知らせします。

優先的に接種できる方々
新型インフルエンザワクチンは、順次、生産されていくため、優先的に摂取できる方々と、接種の標準的なスケジュールを決めさせていただきました。なお、このスケジュールは、対象者が全員接種(2回接種)すると、仮定した場合のものです。特に接種回数については、現在検討中であり、実際には前倒しになることもあります。
■接種スケジュール
11月初旬〜
→国内産ワクチン
妊婦
基礎疾患のある方(最優先)
12月初旬〜
基礎疾患のある方(その他)
幼児(1歳〜就学前)
12月中旬
小学校1〜3年生
1月初旬〜
→輸入ワクチン
1歳未満児等の保護者
1月中旬〜
小学校4年〜6年生
中学生、高校生、高齢者(65歳以上)に、順次接種
※上記以外の方々への接種については、上記の方々への接種状況を踏まえ、対応していきます。
※「基礎疾患のある方(最優先)」とは、基礎疾患を有する方のうち、「1歳〜小学校3年生」および「特に重症化リスクが高いとして、一定の基準に該当するものと医師が判断した方」です。
接種場所
内科、小児科、産婦人科等の医療機関で受けられます。市区町村によっては、保健センター等で受けられる場合もあります。接種を行っていない医療機関もあるので、ご注意ください。
接種費用
全国一律で実費を徴収させていただきます。所得の少ない世帯に対しては、費用負担を軽減いたします。
1回目
3,600円
2回目
2,550円
2回目の接種が、1回目と異なる医療機関での接種は、3,600円
接種までの流れ
スケジュールと場所の確認
優先接種の対象者は、お住まいの市区町村にお問い合わせいただき、接種スケジュールと、接種を行っている医療機関などを、確認してください。
提示書類の用意
実際に接種を受けるときには、窓口にて書類の提示が必要です。あらかじめご準備ください。
●主な提示書類リスト
(下記のいずれか1つをご提示ください。)
基礎疾患のある方
「優先接種対象者証明書(かかりつけ医で発行)」等
※かかりつけ医が接種する場合は、必要ありません。
妊婦
「母子健康手帳」等
幼児(1歳〜就学前)、および小学校1〜3年生
「母子健康手帳」「各種健康保険被保険者証」等
1歳未満の小児の保護者
「母子健康手帳」「各種健康保険被保険者証」「住民票」等
優先接種対象者のうち、身体上の理由で予防接種できない方の保護者等
「優先接種対象者証明書(かかりつけ医で発行)」
「各種健康保険被保険者証」「住民票」等
小学校4年生から高校生に相当する年齢の方
「各種健康保険被保険者証」「学生証」「住民票」等
高齢者(65歳以上)
「各種健康保険被保険者証」「運転免許証」「住民票」等
予約
接種を行っている医療機関などに、予約を入れてください。ただし、医療機関によっては、予約は不要です。詳しくは、各医療機関にお問い合わせください。
接種
接種後、接種部位に腫れなどの症状が出るかもしれません。ほとんどは軽い一過性の症状でおさまりますが、気になる症状が出たり、長引いたりする時は、医師にご連絡ください。

10月20日時点の情報による決定事項をお伝えしています。今後とも、国や自治体の発表する情報にご注意いただき、冷静に対応していただくよう、お願いいたします。

詳しくは、お住まいの都道府県・市区町村まで。
新型インフルエンザに関する情報は、厚生労働省ホームページをご覧ください。

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