段ボール・板紙製品(印刷紙器・紙管等)の新価格体系へのご理解のお願い

　わたしたちの豊かな生活を支えるパッケージ。
段ボールや板紙製品は、ものをしっかりと包み、美しく守る、今やわたしたちの暮らしに欠くことはできない環境にも優しい包装材です。
　しかし今、段ボール原紙、白板紙、紙管原紙等の板紙や、段ボール・板紙製品を取り巻く状況は、たいへん厳しくなっています。板紙産業は、重油、電力、ガス等を大量に使用するエネルギー消費型産業であり、原油価格の高騰は、製造にかかる燃料代や諸資材、輸送費のコストを大きく押し上げています。また、板紙の主原料である古紙は、中国向け輸出の急増などにより、さらにパルプも環境対策強化の必要に迫られ価格が上昇しています。
　このような中でレンゴーは、設備の廃棄や統合集約化により生産の効率化を進めるとともに、エネルギー効率の高いガスエンジンやバイオマス焼却発電設備の導入など省エネへの取組み、経費の節減など懸命なコストダウンや合理化に努めてまいりました。
　しかしながら、すでに４月１日より板紙は新価格体系となっており、段ボール・板紙製品についても、今後さらに品質を高めながら安定的に皆様のもとへお届けするためには、新しい価格体系への移行が是非とも必要です。
　ものを包む工程をより高速化するための品質向上や、販売促進につながるパッケージの美粧化、特殊な機能を持ったパッケージの開発など、これからもレンゴーは最適包装を追求してまいります。暮らしと経済をしっかりと包み守りつづけるために、皆様のご理解を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

Ｃ重油価格の推移

※高硫黄Ｃ重油価格(硫黄分3.0%)
2003年10月 25,450円/kl
2006年４月 50,500円/kl

輸送用燃料価格の推移

※京浜地区軽油スポット価格
2003年10月 約29,000円/kl
2006年４月 約57,500円/kl

ナフサ価格の推移

※国産ナフサ価格
2003年10月 24,000円/kl
2006年３月 46,100円/kl

段ボール古紙価格の推移

※東京地区近郊工場着価格
2003年10月 9.5円/kg
2006年４月 11.5円/kg