お知らせ

ご報告 〜今後の体制と運営方針について〜

 株式会社武富士では、コンプライアンス(法令遵守)体制、さらには経営体制のあり方を抜本的に見直す為、昨年12月よりコンプライアンス委員会に社外の有識者4名を招聘し、より実効性の高い陣容で、問題点のご指摘を戴きながら早期解決に向けての検討を重ねて参りました。その結果、先般答申されたコンプライアンス委員会の提言を受け、対応策について取締役会等で協議を重ね、以下の方針をもとに、段階を追って遂次検討を重ねていくことと相成りました。基本と致しましては、業界のリーディングカンパニーそして上場企業にふさわしい透明性とガバナンスを確立した上で、全役職員が一致団結して課せられた目標を完遂し、名実共に社会より幅広く信認されるよう全社一丸となって再出発することを誓うものです。

  1. 株主構成について

    株主構成については、コンプライアンス委員会の提言はもとより、広く皆様方のご意見を拝聴しながら、上場企業として一般的な方向に進むように協議して参りたいと思います。

  2. 取締役会について

    取締役会を透明性と牽制機能を今まで以上に備えた体制に整備し直します。具体的な方策は次の通りです。

    1. 取締役会の構成

      会社運営の迅速化と責任体制をより明確にする為、取締役総数を見直します。
      加えて社外取締役の増員を行います。(現行1名を改め増員する)

    2. 本格的な執行役員制度の導入

      この執行役員制度の本格的導入により、取締役と執行役員の役割分担を明確にし、業務の円滑な執行を確保します。

    3. 役員人事の刷新

      成果を実現する行動力と、リーダーシップとを兼備した役員の登用等により人事刷新を図って参ります。

  3. 組織体制の見直し

    組織体制は、ガバナンスと経営執行のスピードを重視し、下記4点について見直しを行います。

    1. 常務会の位置付けと機能を強化
    2. 取締役と執行役員との役割を明確化
    3. 営業部門以外についても本部制の導入を検討
    4. コンプライアンス統轄室を独立した部署とし、コンプライアンス体制を強化

  4. 営業体制の見直し

    管理業務(回収業務)の集約化を図り、弊社の強みを活かした機能と運用を確立するために、コールセンター設立の検討を行います。

  5. 人事面の見直し

    今までに増して、社員の意欲向上を目指し、下記の点について検討及び見直しを進めます。

    1. 資格制度採用の検討
    2. 懲罰の適正を期し、信賞必罰をより明確に遂行

  6. 社会貢献室の新設

    弊社はこれまでも積極的に社会貢献を行って参りましたが、「企業は社会の一員」という観点から、更なる社会貢献策を打ち出して参ります。その上で、市民の立場から真に役立つ社会貢献活動を有効的に推進すべく、社会貢献室を新設するものと致します。

      《具体的な施策》

    1. NPO法人に対する支援制度「武富士ゆめプロジェクト」の発足

      • 超低金利による活動資金融資制度
      • 優良NPOに対する活動奨励金の交付
      • 社員のボランティア活動参加体制の整備

    2. 社会貢献型カード発行の検討

    3. 地域青少年のスポーツ振興活動

      • 武富士バンブーによるスポーツ教室の開催

 今後は、社会に開かれた会社への転換をめざし、順次改革を行って参ります。
 厳しいご批判の中ではありますが、武富士の再建に向けての激励の声も多数戴いております。
 そうした皆様の声を励みに、これまで以上に信頼され愛される武富士になるよう、全社をあげて努力して参りますので、皆様からの一層のご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

 平成16年5月10日

株式会社 武富士
代表取締役社長 清川昭

    お問い合わせ先

  • お客様相談室

    フリーダイヤル 0120-390-302
    受付時間 9:00〜19:00/土・日・祝日を除く

  • メールアドレス info@takefuji.co.jp
カスタム検索

(C)2004 Richard Feynkid