お知らせ

鳥インフルエンザについて

鳥インフルエンザのまん延防止にご協力を

 政府は、関係地方公共団体との緊密な連携の下、早期発見、まん延防止のため、養鶏農家の報告義務の強化、野鳥のウイルス保有状況調査、鳥インフルエンザ発生国からの鶏肉等禁輸措置などの対策を講じています。野鳥が密集して死んでいるなどの不審なことに気づいた場合には、お近くの家畜保健衛生所等の関係機関にご連絡ください。

正しく知ってください。鳥インフルエンザのこと。鶏肉、卵が安全なこと。

これまで鶏肉や卵を食べて、人に感染した例はありません。

 食肉処理や卵の選別の段階で、通常、殺菌剤で洗浄を行うなどウイルスの付着を防ぐ安全のための措置が講じられています。万が一、食品に鳥インフルエンザウイルスが付いていたとしても、現在のところ、以下の理由から、鶏肉や卵を食べることによって人に感染することは考えられません。
  1. このウイルスは酸に弱く、胃酸で死滅すると考えられます。
  2. ウイルスが細胞に入り込むためには鍵と鍵穴の関係にある受容体の存在が必要ですが、人の受容体(鍵穴)は鶏のものとは異なっていることも感染を難しくします。
  3. ウイルスは、通常の調理温度で容易に死滅します。加熱すれば、さらに安全です。
 実際、鳥インフルエンザが、鶏肉や卵を食べることによって、人に感染した例は、これまで世界的に報告はありません。
(食品安全委員会委員 見上彪)

人に感染する可能性は極めて低いと考えられます。

 鳥インフルエンザは、この病気にかかった鶏と直接接触して、その呼吸器からの分泌物や体液、フンや内臓に触れた手を介して鼻からウイルスが入ったり、羽や粉末状になったフンを吸い込むなど、人の体内(気道又は呼吸器)に大量のウイルスが入ってしまった場合にごくまれに感染することが知られています(海外の感染例)。ただし、日本では、この病気にかかった鶏等は迅速に報告され、直ちに殺処分等の対策がとられることから、一般の方々が病気の鶏と直接濃厚に接触することは考えにくく、現状では、感染する可能性は極めて低いと考えられます。
(国立感染症研究所感染症情報センター長 岡部信彦)

ペットの鳥への万が一の感染を防ぐため、野鳥が近づかないようにして下さい。

 もしも、原因が分からないままペットの鳥が次々と死んでしまったというような場合には、素手で触ったり埋めたりせず、お近くの獣医師、家畜保健衛生所又は保健所にできるだけ早くご連絡下さい。
 なお、飼っている鳥が一羽だけ死亡したとしても、直ちに鳥インフルエンザを心配する必要はありません。

※より詳しい情報は、政府広報オンラインからご覧いただけます。 http://www.gov-online.go.jp/

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