お知らせ

お詫びとご報告

 このほど弊社が行った社内自主調査により、傘下のグループ会社・道南薬品株式会社(現 日本バイオラボ株式会社)及び日本スワイン農場株式会社による養豚事業において、過去に次のような、薬事法及び薬剤師法に抵触すると思われる行為があったことが判明いたしました。
 お客様、お取引先様の皆様並びに関係各位に多大なご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。

  1. 道南薬品は国内未承認動物用ワクチンを輸入し、日本スワイン農場へ販売、同農場はそれを使用していました。

    1. 豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)の予防目的で平成10年2月から平成14年2月までの間(1農場のみ上記期間に加えて平成14年12月の1カ月間)

    2. 豚胸膜肺炎の予防目的で平成9年12月から平成10年11月までの間(同ワクチンは平成10年9月に国内で承認、12月から発売されております。)

  2. 道南薬品は豚の免疫力を高める目的で、平成7年から平成15年7月までの間、自家動物用ワクチンを製造し、日本スワイン農場に販売していました。
     なお、未承認ワクチン並びに自家ワクチンは、いずれも現在は使用していません。

◆豚肉の安全性について

 当該の豚肉につきましては次の理由から人間の健康に影響はありませんので、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

  • 動物用ワクチンは生体の免疫力を高め疾病の感染を予防するためのもので、残留したり薬剤耐性菌が出現するものではありません。
  • PRRSの予防目的で使用したワクチンは、アメリカ及びカナダで承認されており、現在でも広く使用されております。
  • 国内で生産されている豚肉は厚生労働省管轄の食肉衛生検査所での全頭検査が義務づけられ、検査に合格したもののみが流通しております。
  • PRRS及び豚胸膜肺炎は豚特有の病気であり、人間に感染するものではありません。

 日本ハムグループでは当件に関し、関係者の処分、日本バイオラボ株式会社の閉鎖をはじめ再発防止策の実施と体制整備を行います。同時に、全グループ従業員一同、お客様に安心して召し上がっていただける商品をお届けすることを今一度肝に銘じ、コンプライアンス体制の強化と従業員の意識啓発をより一層徹底して参ります。

 平成15年12月25日

日本ハム株式会社
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