お知らせ
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福島第二原子力発電所3号機のシュラウド表面のひびの原因と対策について

7月6日に福島第二原子力発電所3号機のシュラウド(原子炉の中にある円筒形の水流仕切り板)下部リング表面の溶接部付近に発見されたひびについて、詳しく調査を行った結果、応力腐食割れ(材質・応力・環境の3つの要因が重なったときに発生する割れ)であることが分かりました。シュラウド製作時の機械加工で表面が硬くなったため、原子炉内で使用しているうちに、表面にごく浅いひびが発生し、そこからさらにひびが進展したものと推定されます。ひびの深さは平均約16mmで運転上支障とはなりませんが、今後の運転に万全を期すため、タイロッドと呼ばれるシュラウドを固定する支柱を取り付けて補修を行うことにしました。
また、国による国際原子力評価尺度(INES)暫定評価では0-(安全上重要ではない事象)とされています。

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